
年頭所感
謹んで年始のご挨拶を申し上げます。
昨年3月に発生した東日本大震災、並びに台風12号・15号は、わが国に甚大な被害をもたらしました。筆舌に尽くしがたい苦難に立ち向かう中で、私は、この国難を乗り越えようとする再興への息吹を感じ始めております。それは、もう一度立ち上がろうとする力強い信念であり、共に支え合い、必ず故郷を再生させようとする深い郷土愛であり、日本の力を結集させ、必ずこの国を復興させるという固い決意であります。私は改めて、日本人が誇る絆の力を確信し、日本の未来に対する確かな希望を感じております。
一方、この国家的危機に直面した民主党政権は、総理のパフォーマンスを優先し、政治主導という名の行政軽視の中で完全な機能停止に陥りました。また民主党政権下の2年間、絶え間ない内紛が国政の著しい停滞を招き、脆弱化した日本の外交力・防衛力は、わが国の主権と領土に対する国民不安を増幅させる結果となりました。
そして何より、先の衆議院選挙において「国民との契約」としてマニフェストに掲げた重要施策は完全に破綻し、国民への十分な説明も無いまま、そのほとんどが撤回されました。
最も端的な例は消費税をめぐる問題です。わが党は、累次の選挙公約や税制改正において、消費税を含む税制抜本改革を断行することを堂々と掲げてまいりました。他方、民主党はマニフェストにおいて、無駄排除による財源確保の公約を高らかに謳い、消費増税を真っ向から否定しました。民主党政権がこの約束をかなぐり捨てて、国民との契約違反のままに消費増税に突き進むことは、決して看過できるものではありません。
前回の衆議院選挙において虚偽と甘言で国民を欺き、なりふり構わず手中に収めた政権の正統性は、今や完全に失われているのです。もはやこれ以上、信無き政権に国家の舵取りを任せるわけにはまいりません。
今こそ我々自由民主党が先頭に立ち、自主自立を志向する国民に希望を見出し、絆の力に未来を描き、日本らしい日本の再興に向け国民の力を結集させる時と考えます。我々は国民の皆様に、再び「自由民主党こそが信頼できる政権政党である」と確信して頂けるよう、わが党の総力を挙げて取組んでまいります。
本年は、日本の存亡を賭けた政治決戦の年です。民主党政権の継続がもたらすものは、わが国の主権と国益の損壊であり、一刻も早く日本国の瓦解を食い止めなくてはなりません。地域に根ざした国民政党としての誇りを胸に、国民の信無き民主党から政権を奪還し、安心と希望に満ちた日本社会を再興すべく、不退転の決意で戦い抜いてまいります。
皆様方のさらなるご発展とご健勝を心から祈念いたしまして、年始のご挨拶とさせて頂きます。
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