イラクの復興支援について


イラクの復興支援についての考え方をまとめました。

(1)イラク復興はわが国を含む国際社会の平和と安全にとって重要
イラクの復興と民政の安定を図ることは、中東地域のみならず、わが国を含む国際社会全体の平和と安全の観点から重要です。イラクは、昨年12月15日に実施された国民議会選挙を受け、新政府樹立に向けて極めて重要な時期です。
また、昨年11月8日に、多国籍軍の活動を1年間延長する旨の国連安保理決議第1637号が全会一致で採択され、現在も、多くの国々が多国籍軍の中でイラク支援に取り組むなど、国際社会においても、イラクの国家再建に向けた協調体制が続いています。
こうした状況から、わが国としても、国際社会の一員としての責任を果たすべく、自衛隊による活動と政府開発援助(ODA)による資金協力を「車の両輪」として、イラクの復興に対する支援を実施しています。

(2)わが国の復興支援に対し、イラク国内外から高い評価と信頼
自衛隊は、サマーワでの厳しい生活環境にもかかわらず、高い規律と士気を保ちながら、これまで、イラク特措法に基づく人道復興支援活動等を着実に実施してきました。
現在、陸上自衛隊は、医療・公共施設の復旧及び整備等を行い、航空自衛隊は、人道復興支援関連物資等の輸送を行っています。
これらの活動は、多数の雇用を創出する(最大で1日あたり約1,100名)など、現地の復興・安定に大きく貢献し、ODAによる協力と併せ、現地の人々やイラク政府関係者及び関係各国においても高い評価と信頼を得ています。

(3)今後の自衛隊による活動の見通し
自衛隊の活動については、昨年12月8日の閣議決定により、派遣期間を、本年12月14日まで1年間延長しました。
現在、イラクでは、イラク人自身による新しい国造りが大事な時期にさしかかっています。そこで、今後の自衛隊の活動については、イラクにおける政治プロセスの進展状況、現地の治安状況、英国軍及びオーストラリア軍をはじめとする多国籍軍の活動状況及び構成の変化などの諸事情をよく見極めながら、現地の復興の進展状況等を勘案して、総合的に判断することになります。

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