
石原伸晃会長、内田幹事長
保坂会長代行、平沢総務会長、鴨下政調会長
総選挙圧勝をうけた第四十二回都連定期大会に代わる総務会が九月三十日、党本部で開かれ、役員改選の結果、石原伸晃会長を軸とする新体制がスタートした。幹事長は内田茂、会長代行に保坂三蔵、総務会長に平沢勝栄、政調会長に鴨下一郎の各氏が選任された。任期は二年。内田氏は前都議会議長で、都議では初の幹事長就任である。
会合には総選挙で当選したばかりの衆院議員をはじめ、参院議員、都議会議員、各支部幹部ら約二百人が出席して開かれた。
内田茂総務会長(議長)が開会の挨拶のあと、保坂三蔵会長代行が「総選挙に完勝といえる成果を上げたが、これに伴う『新しい東京自民党』の新体制を確立したい」と挨拶、議事に入った。
昨年一年間の活動報告を保坂会長代行が行ったあと、十六年度の会計報告(立石晴康・会計)が承認された。
役員改選では、粕谷茂役員選考委員長から「二十一人の選考委員による選考会を二回開き、石原伸晃氏(衆)を新会長、保坂三蔵氏(参)を会長代行、内田茂氏(都議)を幹事長とする新執行部を全員一致で選考した」と報告された。この提案を全会一致で承認。これを受けて石原新会長は、「問題山積のとき、浅学非才だが新役員のご協力を得ながら全力をつくす」と決意を述べた。
続いて保坂会長代行「東京は全国の中で大きな存在であり、次回の参院選へ向け、石原会長を支えていく」
内田幹事長「前職が築きあげてきた大きな足跡をうけついで全力をつくす」
平沢総務会長「選挙に大勝したが、これからが正念場、全力で頑張る」
鴨下政調会長「今回の選挙で、若い議員も多く入られたので、新旧両者の間で緊密化につとめたい」
と、それぞれ抱負を述べた。
このあと、支援各種団体を代表して浅井時郎氏が激励の挨拶を行った。
大会決議は小野清子女性部長(参)が案文を朗読、全会一致で採択し、協議を終了した。
このあと、別室で選挙報告会(パーティー)が行われ、新執行部の記者会見も行われた。
□都連新役員□
会 長 石原 伸晃(衆) 会長代行 保坂 三蔵(参)
幹事長 内田 茂(都議) 総務会長 平沢 勝栄(衆)
政調会長 鴨下 一郎(衆) 会計監査 田中 晃三(都議)
会計監査 立石 晴康(都議)
大会決議
都民は、衆議院選挙において「新しい自民党」への期待を込めて、日本の未来をわが党に託した。
われわれはこの勝利に驕ることなく、新たな改革への挑戦を進め、都民の期待に応えなければならない。
一、われわれは、自国への誇り、未来への希望と夢を託す新憲法制定と、我が国の伝統と文化に立脚した教育基本法の改正を早期に行う。
一、われわれは、「官から民へ。国から地方へ」を理念とする構造改革を断行し「小さな政府」を実現する。
一、われわれは、明るい兆しが見えてきた景気回復の流れを本格化させ、中小企業対策と雇用対策に全力を挙げる。
一、われわれは、治安と防災対策に全力を挙げ、「世界一安全で安心の東京」を実現する。
一、われわれは、成熟した国際都市東京を世界に示し、改めて日本の存在をアピールするため、二〇一六年の東京オリンピック開催を目指す。
一、われわれは、党組織の基盤は「党員」にあることを再認識し、磐石な党基盤を確立すべく、党員の拡大運動を強力に展開する。
一、われわれは、明後年に行われる都知事選挙、統一地方選挙、さらに夏の参議院議員選挙の必勝態勢の構築をめざす。
わが党は十一月十五日に立党五十年を迎える。わが党の先人たちは、国家・国民のため英知を傾け、保守の大道を歩み、世界に冠たる経済大国と今日の平和を国民とともに築いてきた。
今こそ、われわれは、新体制のもと自らを厳しく律し、都民の負託にこたえ、石原都政を支え、東京の繁栄のために全力を尽くし、歴史に大きな足跡を残そうではないか。
まず4課題に全力で取組む
石原新会長が記者会見で語る
「東京を取り巻く環境はさまざまな面で大きな課題が山積している。まず、環状道路、環境保全、温暖化による市街区での大洪水、羽田空港の第四滑走路建設などに全力で取り組んでいきたい。また全国民の一割が住んでいる東京都の諸政策をしっかり立案し、都政、区政、市政、町・村政を通じて全力で対応していくが、都政の諸施策については、内田幹事長が都議会議員でもあるので、幹事長を軸に都議会自民党、公明党とともに緊密な連携をとっていく」
総選挙の総括を行う「支部長・常任総務合同会議」が九月二十二日、党本部で開かれた。
会合には、各選挙区で当選した議員、比例代表議員も多数出席、支援への感謝を述べた。
冒頭、保坂会長代行は「都議選の延長戦の形で総選挙を戦ったが粕谷選対本部長を先頭に各支部が奮闘、勝利した。感謝します」と挨拶。
粕谷選対本部長は「全組織に一点の乱れもなく、全員当選という画期的成果をあげた。この成果を東京が全国に示した意義は大きい」と全党員の努力をたたえた。
「都政報告」には野村有信都議会幹事長が立ち、「都議会自民党は一致団結して、各選挙区で支援活動を展開した。当選された先生方に祝福申し上げます。都議会は九月から開かれているが、われわれは十年、二十年先を見通した都政の行動計画に取り組んでいく。二〇一六年の東京オリンピック開催誘致には石原知事とともに頑張る」と報告した。
「総選挙総括」では保坂会長代行から「八月十三日から十九日にかけて十二区を除く二十四の選挙区の公認が決定。公示前日には党本部との協議の結果、純粋比例候補六人を決定。小選挙区二十四人、比例六人の計三十人の公認候補をもって決戦に臨んだ」との経過が報告された。また、九月三十日に開かれる都連大会に代わる総務会での役員選考委員長に粕谷茂氏を選任した。
さらに、与謝野馨党政調会長、浅井時郎各種団体協議会代表世話人も挨拶に立ち、総選挙圧勝への評価と祝福を述べた。
土屋正忠市長の衆院選出馬に伴う武蔵野市長選が十月二日告示・同九日投票で行われる。
わが党は同市教育企画課長の落合恒(おちあい・わたる)氏(45)を推薦候補に決定、必勝へ全力を挙げている。
落合候補は出馬に当たって、「子育て世代が新しい武蔵野を創る」をスローガンに▽子育て・教育▽快適なまちづくり▽環境▽防災−−など八項目の政策目標を掲げ、「今までの土屋市政を継承し、さらに新しい視点で発展させていく」と決意を表明している。
【おちあい・わたる】慶応大卒。昭和五十八年武蔵野市役所入所、議会事務局、武蔵野市子ども協会、教育企画課長。